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第106回全国高等学校野球選手権宮城大会を終えて

 まず初めに、この度の第106回全国高等学校野球選手権宮城大会に多大なる声援を頂いたすべての皆様に御礼申し上げます。皆様の声援があり、2018年(第100回大会)以来の夏の選手権大会の勝利を挙げることができました。ありがとうございました。

 少々時間を遡りますが、昨年の夏、新チームが始動したとき、選手は9名でした。紅白戦ができないのはもちろん、練習メニューも満足に組めないことが多くありました。練習試合を行う際も、守備の時はベンチに誰もおらず、けが人が出たときは引退した野球部の3年生の力を借りたり、相手チームから選手をお借りしたりすることもありました。秋の大会も地区大会で敗戦となり、長い冬が始まりました。

 冬の期間は徹底してトレーニングに励みました。器具を使った筋力トレーニングだけではなく、敏捷性を鍛えるメニューにも取り組み、瞬発力・持久力を鍛えるために長短さまざまな距離のランメニューにも取り組みました。辛く・苦しいメニューの時こそ、選手同士で互いに鼓舞することで、精神的にも成長した冬だったと思います。

 雪に耐えて梅花麗し。長い冬を乗り越え、身体も心も一回り大きく成長した小牛田農林野球部は1年生6名(うち選手5名)を迎え、春の大会に臨みました。しかし結果は利府高校、古川学園に惜敗。結果になかなか結び付かず、歯がゆい思いをした春でした。

 春の大会を終え、現状の戦力でどのように夏の選手権を戦い抜くか試行錯誤する中で、守備位置の配置転換を思い切って行いました。ただ、ここで秋に9人で戦い抜いた経験が活きました。一人複数ポジションをこなさざるを得ないチーム状況だったため、すんなりと適材適所に配置することができましたし、選手も自分のやるべきことを全うするために必死になって練習に励んでくれました。

 そうして迎えた夏の選手権。大変ありがたいことに、職員の皆様から多大なる応援をしていただき、各方面に働きかけまでしていただいたことで、3年生の一般生徒を1回戦から応援団として派遣する計画が実現しました。高等学校野球連盟の先生方からも、「小牛田農林は1回戦から一般生徒が応援に来るなんて、すごくいい学校だね!」と言って頂いたことを今でも覚えています。初戦は宮城農業高校との試合。選手たちに緊張の色は多少見られましたが、応援の力で初回に一挙4得点を挙げ、その後も何とか粘り、6対4で勝利を挙げることができました!いつもの選手たちの姿を見ている身としても、応援の力でいつも以上の力が発揮されたと確信しています。本当にありがとうございました。

 2回戦の日本ウェルネス宮城高校との対戦では、1対11で敗戦となってしまいましたが、それでも選手たちの成長をプレー1つ1つから感じました。現在新チーム選手11名で秋の地区大会に向けて練習に励んでいます。今後とも応援よろしくお願いします。

(部員(選手・マネージャー問わず)募集中です!特にこのHPを見ている中学3年生の諸君をお待ちしています!!)

 

春季宮城県高等学校野球北部地区大会

 4月29日(土)及び5月3日(水)、5日(金)にかけて、南郷球場、鹿島台中央野球場において春季宮城県高等学校野球北部地区大会が開催されました。

結果
 一次予選
  小牛田農林  2-16 利府  (4月29日)
  小牛田農林 12-3  加美農業(5月3日)
  1勝1敗
 
 二次予選
  小牛田農林  1-17 古川学園(5月5日)

 応援ありがとうございました。7月に行われる選手権大会宮城大会に向けて、しっかりと練習を行いたいと思います。