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俳句甲子園全国大会出場決定!

 6月18日(土)フォレスト仙台にて俳句甲子園の地方大会が行われ、本校文芸部が参加をしました。参加したのは3年生2名(桜井さん、菊田さん)、2年生3名(只埜さん、髙橋さん、菅原さん)です。
 本校は第二会場において、山形南高校Aには2-1、宮城第一高校には3-0、山形南高校Bには2-0で三戦全勝し、優勝することができました。
 8月18日(金)から8月21日(月)にかけて愛媛県松山市で行われる全国大会の出場権を獲得しました。
 本校文芸部が俳句甲子園の全国大会に出場するのは「12年ぶり2回目」のことです。全国大会に向け、一層練習に励んでいきたいと思います。

 以下は大会で本校生徒が詠み上げた句です

兼題【日永】

 「髪ほどきアールグレイを飲む日永」

 「永き日やそろばん弾く畳部屋」

 「小牛田駅にゆっくり向かう日永かな」

兼題【草餅】

 「草餅とホットケーキで口直し」

 「草餅を頬張る父の分厚い手」

 「祖母の家漢字ドリルと草餅と」

兼題【ヒヤシンス】

 「ビューラーに苦戦する朝ヒヤシンス」

 「負け試合語る友達ヒヤシンス」

 「ヒヤシンス背広姿の兄の背」

第18回宮城県文芸作品コンクールの結果

 

第18回宮城県文芸作品コンクールの結果を報告します。

 

【文芸部誌部門】

   最優秀賞(2年連続) 雪月雷花三十一号  
   ※令和4年度全国高等学校総合文化祭東京大会代表

【俳句部門】

   最優秀賞   日詰 美優(3年)   
   優良賞    菊地 花蓮(3年)  

【短歌部門】

   優良賞    日詰 美優(3年)
   入選     菊地 花蓮(3年)

 

 受賞作品を紹介します。

【俳句部門】

   最優秀賞   日詰 美優(3年)

          「冬銀河田舎の空のダイオード」

          「ダイヤモンドダスト囁く停留所」

          「恋破れ残雪眺む貯古齢糖」

   

   優秀賞    菊地 花蓮(3年)

          「裸電球コガネムシ飛ぶ祖父の家」

          「坂道のおつかい袋鳴る夕焼」

 

【短歌部門】

   優秀賞    日詰 美優(3年)

          「月にならクロールで行く日帰りで学生寮の狭い窓から」

   入選     菊地 花蓮(3年)

          「四歳の小さな怪獣星かじる小瓶に詰まる金平糖の」

 

 3年生二人だけの部員ですが,最後まで諦めずに取り組んだ結果だと思います。

様々な面でのご協力ありがとうございました。

 

宮城県高等学校文芸作品コンクール結果

 【文芸部誌部門】 王冠最優秀賞王冠(初)      「雪月雷花第29号」 
 【俳句部門】   王冠最優秀賞王冠(初)  3年 佐々木 祐義
            入 選         3年 大和 秀宇
                        2年 日詰 美優
                        2年 菊地 花蓮
 【短歌部門】   キラキラ優秀賞キラキラ      3年 佐々木 祐義
              入 選         3年 大和 秀宇
                        2年 菊地 花蓮
 【詩部門】    キラキラ優良賞キラキラ      2年 日詰 美優

 

  受賞作品を紹介します。

   【俳句部門】

    最優秀賞  3年 佐々木 祐義

             雲の峰二度とない時見つめつつ
             新涼や乗り越して過ぐ無人駅
             明易の箟岳山の青さかな

    入  選  3年 大和 秀宇

             キムチ鍋は白菜豆腐猛吹雪

          2年 菊地 花蓮

             梅雨明けの自由感じる水たまり

          2年 日詰 美優

             雲の峰クラスメイトの顔見たい

 

    【短歌部門】

    優 秀 賞   3年 佐々木 祐義

             快晴の彫堂七館跡へゆく朱色の祠の色強きこと
             清水を上から眺める並木道歩く速度は雲より遅く
             名を変えて放浪している夢を見て我には日常があると飛び起く

    入   選   3年 大和 秀宇

             夜空見て白い吐息をたどったら姿現る北斗七星

          2年 菊地 花蓮

             長旅の窓から覗く雲たちの見えた形でしりとり始め

    【詩部門】
    

               優 良 賞    2年 日詰 美優  

               恵み

            春の暖かな大気を射抜くような
            レモン色の光色が一面に輝く水田に
            生の息吹を長靴越しの足の裏から確かに感じる

            離すまいと足に力一杯纏わりつく泥も
            その泥から鬱陶しそうに顔を出したドジョウやタガメにも
            みんな心があって みんなこの星からの恵みに違いない
            水面に突き刺さって輝く 彼の長靴も

 

文芸部短歌甲子園全国大会出場決定

 短歌甲子園全国大会(10チーム)への出場が決定しましたピース

 予選に送った作品です。

   夕刻の稲穂の揺れる彼方から
   電車のベルが
   色を掻き消す             3年 佐々木 祐義

 

   「これ美味しい」
   言った次の日夕飯に再び出てくる
   鯖のみりん干し            2年 日詰 美優

 

   コンビニでお菓子を買って
   午後3時
   サドルも籠も一色(いっしき)桜    2年 菊地 花蓮