令和5年度 校長室
  学校長挨拶

 



   学校長  長内 志郎

 

 

 

 

 

 

 

 宮城県小牛田農林高等学校の公式ホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。

 本校は1882年(明治15年)に遠田郡涌谷町刈萱町に設立された私立養蚕伝習所を前身とし,1888年(明治21年)に創立された遠田郡立養蚕伝習所から数え,135年を迎える県下有数の歴史と伝統のある学校です。地元では「農林」の愛称で親しまれ,卒業生は18,000名にのぼり,地域はもとより県内外,そして全国の各界で活躍し,社会に大きく貢献されています。

 「農林」は1997年(平成9年)より,農業技術科(農業科学コース,農業土木コース)と総合学科の2学科となり,「自律」「進取」「至誠」の校訓のもと,生徒は高い志を持ち,失敗を恐れず,自らの可能性を信じて日々努力を重ねています。農業技術科では,栽培・飼育・農業土木に関する知識や技術の習得を目標に,多くの実習や地域社会との交流を通して,様々な産業で活躍できる人材の育成を目指しています。総合学科では,自然科学,人文社会,情報ビジネス,健康福祉の4つの系列を目安に,自身の進路希望や興味・関心に合わせて選択した科目の学習を通して,より良い社会の担い手となる人材の育成を目指しています。

 卒業生の進路も,大学進学,専門学校や看護学校への進学,公務員や民間企業への就職と多様であり,卒業後各界で活躍する土台となっています。

 また「農林」の生徒は,生徒会や農業クラブ,部活動,ボランティア活動にも積極的に取り組んでおり,令和4年度は日本学校農業クラブ東北連盟大会 意見発表Ⅰ類において最優秀賞を獲得し,全国大会に出場しています。また,全国農業高校お米甲子園での金賞受賞,全国和牛能力共進会特別区に県代表として出場するなど,多くの成果を残しています。部活動でも剣道部と相撲部が全国高校総体に出場するなど高い実績を挙げている他,各部が日々鍛錬し,その成果を発揮しています。

 

 校門に入ると,「耕不盡」と刻まれた記念碑があります。「耕せども尽きず」。心を耕すことは限りがなく,磨けば磨くほど光り輝き,その道程には限りがないことを意味しています。「農林」はこの理念のもと,大崎耕土の豊かな自然の恵みと人と人とのつながりの中で,生徒・教職員共に手を取り合いながら,新たな歴史の1ページを刻むべく,未来に向かって日々「気づき」と「成長」を積み重ねております。

 このホームページでは,日々の学校の教育活動や,「農林」生の活躍のようすを随時更新しております。本校の教育活動を実感いただき,多くの皆様にご支援を賜れれば幸いです。