柔道部

2019年10月の記事一覧

出稽古第3弾 山形中央高校編

 10月22日(火)に山形中央高校へ出稽古に行ってきました。新人大会に向けた3週連続の出稽古も今回が最後となり,インターハイで何度も3位入賞するなど,女子の強豪校で稽古をさせていただきました。前回は組手に苦しんでいましたが,相手と組み合って技を掛けることが多くなり,生徒の良さが見られチャンスを作りだしていました。夏から継続して取り組んできた技術や体力などが,強豪校の選手に対して発揮できるようになってきました。どこまでいけるかわかりませんが,大きなことを成し遂げるチャンスが我々にはあると思っています。生徒もたくましくなり,ラクビー日本代表のように「ONE TEAM」として,勝ちたいというメンタリティー,勝てるという自信を持って臨めるように残りの10日間で準備をしていきたいと思います。
 山形中央高校の先生をはじめ,生徒のみなさん,本当にありがとうございました。

出稽古第2弾 不来方(こずかた)高校編

 10月14日(月)に不来方高校へ出稽古に行ってきました。当初は13日(日)に行く予定でしたが,台風19号の影響で不来方高校のみなさんに予定を変更していただき実施することができました。
 不来方高校は進学校で多くの運動部が東北大会やインターハイ出場など文武両道を実践している学校です。その中でも柔道部は,8月31日に開催された1・2年生大会で女子個人戦を2階級制覇するなど強豪校として知られています。金足農業高校での改善点を修正し,不来方高校の生徒を相手にどれだけやれているか,確かめたいと考えていました。
 しかし,本校の生徒も努力し,組手などの修正に取り組んできましたが,まだまだ自分のものにできていないことがわかり,継続して取り組んでいく必要があることがわかりました。
 不来方高校の強さの秘密は,OBや地域の方々が時間とともに人数が増え,一緒になって稽古に励み,支えていました。また,生徒は自分から稽古を楽しんで取り組んでいるように見えました。それは稽古の間に見せる笑顔です。辛い練習でも笑顔・笑いがあり,人からやらされる稽古ではなく,自分のための稽古をしているようでした。また,最初から最後まで音楽を流しながら稽古に取り組んでいる姿が,斬新でした。普通であれはウォーミングアップが終わった段階で音楽を止め,静かな中で稽古をするのが当たり前だと思っていました。しかし,不来方高校の生徒の取り組みを見たときに,私自身がそういった固定観念を捨てることが,このチームには大事あり,決めつけた稽古をしていたら同じ結果しか出ないと思いました。だったら私が自分の目を信じて,選手たちにチャレンジをさせることが大切であり,稽古を積み,試合で「やり切る」ことができれば,もっともっと上に行けると思った一日でした。今後も一致団結して後悔しないよう準備を進めていきたいと思います。
 不来方高校の先生をはじめ,生徒のみなさん,OBや地域の方々,大会直前にもかかわらず,親切に対応をしていただきありがとうございました。

3週連続の出稽古がスタート 金足農業高校編

 10月6日(日)に金足農業高校に出稽古に行ってきました。金足農業高校は東北大会やインターハイ出場の常連校で女子選手を中心に強化をしている学校です。生徒は大会の翌日でもあり,疲労が残る中で,大会の反省を元に自身のテーマを掲げ,稽古に励んでいました。普段は6名での稽古ですが,異なったタイプの選手と稽古ができ,自身の技術などを確かめることができます。しかし,強豪校との稽古では,自身が思い描く投げ技などを掛けさせてくれるはずもなく,新たな課題を教えてもらった一日でした。
 新人大会まで1ヶ月を切りました。強豪校との出稽古で足りないものを見つけながら,一致団結して後悔しないよう準備を進めていきたいと思います。
 金足農業高校の先生をはじめ,生徒のみなさん,保護者の皆様,本当にありがとうございました。

第32回大久杯高等学校柔道大会 2階級制覇!!

 10月5日(土)に宮城県武道館で開催された大久杯柔道大会に出場してきました。
定期考査もあり,充分な練習を積むことのできなかった中で,実力を発揮し,個人戦2階級で優勝することができました。夏休み以降の大会や練習を通して,一人一人が実にたくましくなってきました。新人大会に向けて,ラクビー日本代表のように常にハードワークを続け,さらにチーム一丸となって前に進み続けたいと思います。生徒たちもその心構えができています。応援に駆けつけてくださった保護者の皆様,ありがとうございました。

  【女子個人戦】
    52㎏級  優勝 佐々木(未) 2位 狩野
    63㎏級  3位 浅野
    63㎏超級 優勝 佐々木(あ)

全日本学生体重別選手権大会を観戦

 9月28日に秋田県立武道館で開催されている全日本学生体重別選手権大会(28・29日)を観戦してきました。従来は日本武道館で開催されていた大会ですが,東京オリンピックの関係で日本武道館が改修工事に入り,使用できないために秋田県で開催されることになりました。
 首都圏で開催されることが多い国際大会や全国大会などは,時間や費用などの問題もあり,地方にいる高校生はなかなか会場で観戦する機会がないのが現状だと思います。また,現代は会場に行かなくても家庭にいながらスマートフォンなどで簡単にスポーツを見ることができます。しかし,会場にはその場でしか得られないものが多くあります。目の前で繰り広げられる熱い闘いを肌で感じ,試合への準備,相手との駆け引きや勝つための技術などがあります。柔道には「見取り稽古」という言葉があり,人の稽古や試合を見て,いい技を参考にしたり,対戦相手の研究をしたりします。古くから伝わる柔道など「道」がつく習い事には,師匠から習うものではなく,「盗むもの」という考え方があります。憧れている先輩や選手の技をまねてみることから進歩が始まり,その技を加工して自分流に作り上げることが大切です。そのためにも会場で自分に足りないものを見つけながら観戦してくれたと思います。そこをチーム全員が追い求め,新人大会の準備をしてほしいと考えています。
夏の合宿でお世話になった東海大学の学生が活躍をしていました。学生のみなさん,おめでとうございます。生徒も一緒に稽古をしてくれた人たちの活躍を励みに,積極的に稽古を積み重ねてくれると思います。